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2017.06.27 (tue)

SASA-Dによるマイノリティ・リポート楽曲解説

-はじめに-

manmanの歌詞は下ネタやくだらない事などが多く、とにかく聴いた人が笑えるモノとして構築する様にしている。そのおかげもあり、皆さんはmanmanの歌をおかしなモノだと思っていると思うが、僕の本当の意味での狙いは違う。

僕は前々から「悲劇と喜劇は表裏一体」という持論を唱えていて、笑えるモノの裏には常に悲しいモノが存在していると思っている。考えてみてほしい。あなたが思わず笑ってしまったモノって、実際はどんな事が起きていたのだろうか。例えば誰かが道で盛大にずっこけちゃって、あなたが思わず笑っちゃった時に、当の転んだ本人はとても恥ずかしくて嫌な思いをしているんじゃないだろうか。駅でカップルが「まだ帰りたくないよー」って抱き合ってるのを見て、「キモいな~」と嘲笑しているあなたは、実際に自分の彼氏や彼女がずーっと遠くに行ってしまって、長い期間会えなくなってしまうとなっても、絶対同じ事をしないと言えるだろうか。

よく「人が傷つく笑いはよくない」って意見を聞くけど、僕からしたら「人が傷つかない笑いなんてあり得ない」と思う。僕らは何かを笑う時、無意識の内に他の誰かや何かをバカにしているのである。でも逆に言ってしまえば、悲しいモノっていうのは笑えるモノに変換する事ができるって事。それって素晴らしい事じゃないか。

今回このアルバムに「マイノリティ・リポート」という題をつけたのは、そういう普段は大衆から笑われている、疎外されている、バカにされている様な存在たちを救ってやろうという思いと、世の中の所謂「普通の人たち」にお前らの知らない人生があるんだぜというのを見せつけてやろうと思ってつけた。manman自体がそういう存在だっていうのも含めてね。でも、悲しい現実を直接突きつけるのではなく、あくまで「面白いモノ」として笑いを通して表現している。笑えるからこそ笑えない、否、笑えないからこそ笑える、という自分なりの哲学を、音楽とユーモアで訴えかけているのである。アメリカの作家カート・ヴォネガット・ジュニアは「音楽と笑いこそが人類を救う」と言っていた。本当にその通りだと思う。音楽は人を自由にし、笑いは人を幸福にしてくれる。僕は本気でそれを目指し、本気でバカをやっているのだ。

manmanは今の世の中に対する「カウンター」であり、当たり前を当たり前と思う現代人への「警告」であり、今の日本の音楽シーンに殴り込む「新しいエンターテイメントのトップランナー」だと思っている。そういう所も踏まえて、またこの曲解説を読みながら、改めて「マイノリティ・リポート」を聴いて楽しんで頂けたら幸いである。 by SASA-D

-マイノリティ・リポート 楽曲解説-

  1. START JAM
  2. SHISHUNKILLING
  3. X
  4. ボッチポッチステーション
  5. 月夜の晩に
  6. 宇宙人ケッツ
  7. Never Give UP!
  8. 空蝉丸
  9. ミッドナイト・イン・トーキョー